かじ とおる

梶 達

所属:北海道 上士幌町役場
人口5,000人の脱炭素先行地域で、持続可能なサービス提供を目指す「ルーラルOS」制作中。
■紹介

【北海道上士幌町役場】
2001年に上士幌町役場に入庁し、企画財政課主査、主幹、ICT推進室長を経て、2020年より町全体のDX化と企業と連携した関係人口の創出に取り組むデジタル推進課の課長となる。 2017年の日本初となる自動運転バスの公道実証を皮切りに、中山間地域でも持続可能な移動、物流課題に取り組む。2019年からの経済産業省地域新MaaS創出推進事業の採択を受け、高齢者へのタブレット貸与による電話オペレーター不在のデマンドバス運行、空き時間の可視化による貨客混載等を実装。また人口が少ないエリアの配送をドローンに任せることにより、市街地区のトラック配送を最適化するハイブリッド物流にも取り組む。
2023年よりデータ連携によって中山間地域の”ついで需要”(移動する”ついで”に物を運ぶ等)を発生させ、限られたリソースを徹底的に”使い倒す”ことにより、5,000人の町でも持続可能なサービスを提供する「かみしほろルーラルOS」の取り組みを開始している。
例えばルーラルOSで1日1件でも「移動と物流のついで需要」がマッチングしたとしたら、上士幌町のような広大な中山間エリアだと、1台の車とドライバーが往復で1時間空くことになって、その間に市街地でプラス10件の荷物が運べることになって、人口5,000人町でも都市部と変わらないコストで人と荷物が運べ続ける。